青山みのりの部屋


by minorimay
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2006年9月号

唐突な<帰るコール>に増やしたる野菜炒めのキャベツ、ため息
一膳の箸とラップをかけられたおかずの皿の冷えゆくままに
寝坊するこころづもりの土曜日の未明いつしか雨降りはじむ ★
帰るのも帰らないのも辛かろう 単身赴任の夫をまつ夜
波風をたてずに暮らすこの部屋の金魚モビールあせてゆきたり ★

★印が掲載された歌です。

:・'゜☆。.:*:・'゜★゜'・:*:.。:*:・'゜☆。.:*:・'゜★゜'・:*

8月号から一転、2首掲載に転落。(苦笑)

7月号で「そうか~、高野さんだった~」と送る歌の方向性を変え、
今月もリアリティのある歌を送ったつもりだったのだが。

でも今、読み直してみると
1・2・4首目の歌ってかなり底の薄い歌だ。
どうして送る前の推敲の時点で、このことに気がつかないのか。
私に足りないのは「客観的な目」なのかもしれない。

あ、それと技術と知識。
つまりほとんど全部ぢゃん。(くそー)


それと今月号は村本希理子さんが準特選に入っていた。
おめでとー♪(*^^)//。・:*:・゚'★,。・:*:♪・゚'☆パチパチ
選後感想に「物のイメージを印象的に描き出す点で優れた作者である」とあって
そうそうそうそう!そうなんだよ!とうなずきながら読んだ。

希理子さんは、感覚を文字、そして比喩で表現するのがとても巧い。
しかもその比喩は読み手の心の襞をかすめる。
「突く」のではなく、「素通りする」のでもなく、
絶妙に「かすめる」のである。
これができるのって、すごくうらやましい~。


「芳一」と唱えつつ塗る日焼け止め耳朶の裏おもて隈なく/村本希理子
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by minorimay | 2006-08-27 22:14 | 短歌研究詠草