青山みのりの部屋


by minorimay
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カテゴリ:絵本の小箱( 9 )

まいごのどんぐり

ひさびさに絵本の小箱、更新。
ここを最後に書いたのが昨年の7月。
それからも毎月3回、ちゃんと小学校に読み聞かせに行っていたのに
なんとなく面倒になって書けなかった。
これからはもう少しちゃんと更新しよう。

:・'゜☆。.:*:・'゜★゜'・:*:.。:*:・'゜☆。.:*:・'゜★゜'・:*

毎月、自分が読む絵本の選び方には二通りある。

まず、自分の足で図書館にいって
書棚をあさりまくって選ぶ。
でも読み聞かせのメンバーの中には自分で選べないひともたくさんいるので
そういうひとのために読み聞かせの代表のひとが
季節に合わせた絵本を10冊くらい持参してきてくれるので
その中から選ぶ。

私の場合、ほとんどは自分で選んでくるのだが、
11月の本は代表のひとが持ってきてくれた中から選んだ。

なぜか。

それは、その絵本の主人公の名前が
うちの上の子と同じだったからである。
我ながら親バカだとつくづく思う。(笑)


■まいごのどんぐり 松成真理子/作・絵 童心社

幼稚園に通う「こうくん」は、どんぐりが大好き。
お誕生日のケーキに乗っていたどんぐりに「ケーキ」と名前をつけ、
かけっこ、おさんぽ、プールに入るときだっていつも一緒。
それがある日、こうくんのカバンから「ケーキ」が転がり落ちてしまって・・・。

表紙に真夏の格好の男の子が描かれていたので
ひと夏の物語かと思ったら、これが大間違い。
主人公の幼稚園の男の子が成人するまでをえがいた話だった。
水彩絵の具(たぶん)のおおざっぱなタッチの絵がいい味を出していて
左右両ページいっぱいに描かれた夕陽の絵などは圧巻。
「ほのぼの」「しみじみ」という表現がぴったりの
男の子とどんぐりの心温まるお話。

ストーリーのよさに加え、
なんといっても主人公の男の子の名前が気に入ってしまって
私にとっての忘れられない一冊になった。
来年も読みたいな、この本。


この日の担当は2の2。
昨年にも書いた問題児、ジュンくんのクラスだったので
どうなることかと少々不安だったが、
予想通りジュンくんがしっかり廊下で待ち伏せしていて
捕獲された動物のような状態で教室に入った。(笑)

なかなか座ってくれないし、若い男の先生も手を焼いている様子だったが
いざ私が読み始めると誰よりも集中して絵本の世界にひたっている。
こういう子のこういう姿に接するたびに、
きちんと読まなければと励まされる思いがする。

そうそう、この本だけでは5分くらい余ってしまうので
自宅から「かさじぞう」を持っていって読んだ。
入園前の子を対象にした短いバージョンの絵本なのだが
絵といい、文章といい、
同じ密度のあたたかさとやさしさが全ページにあふれていて
これも大好きな一冊だ。
ほぼ暗記しているので、練習が必要ないのもお気に入り。(こらこら)
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by minorimay | 2005-12-11 01:59 | 絵本の小箱

携帯から初めての書き込みです。

ガーンとか思って返事が書けないメールがあって、
運よく(?)今日から二泊三日の伊豆旅行なのでした。

子供ってやっぱり大切だよね。
特に「誰かの為になら何でもできる」私みたいなヤツには。

子供が震源地になる。
子供が地雷になる。
子供が湧水にかわる。

この部屋は温度調節が難しい。
話したいことが渦を巻いているのに、
聞いて欲しい相手はいびきをかいている。
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by minorimay | 2004-08-03 01:10 | 絵本の小箱
今日は小学校で絵本の読み聞かせの日。

顔なじみの1年2組のジュンくんが
「きょう、1の2?」と聞いてくる。
「ちがうよ~」と答えたら、
自分のクラスの担当のお母さんを探し出し、
荷物持ちまでして教室に案内して行った。
ん~、ちょっとさみしいような。(笑)

本日の担当は2年1組。
後ろの席の子を前に呼び寄せて、読みはじめる。

■なつみかんのおへそ 深見春夫/作・絵 福武書店

大おとこはなつみかんが大好き。
ある日、さいごのひとつのなつみかんを食べようとしたら
「私を食べないで。あなたのおへそになってあげるから」といわれ、
おへそが欲しかった大おとこは喜んでなつみかんをおへそにするが・・・。

登場人物が少ない絵本なので、
簡潔で色彩を押さえた一見地味にも思える絵柄が
逆に大おとことなつみかんを引き立てる役割を果たしている。
大おとこの素直さが、この本の一番の魅力!
ページをめくる時にちらっと見回してみると、
子どもたちは私ではなく、絵本に真剣に見入っていた。

■ねこのはなびや 渡辺有一/作・絵 フレーベル館

今夜は海の花火大会。
しろねこぐみ、くろねこぐみ、とらねこぐみのねこの花火屋は
お客さんの一番の拍手と歓声を得るために競争だ!

毎年7月に2年生に読んでいる、定番の絵本だそうで、
とにかく花火の色と絵がきれい!!
ストーリーというより花火の絵の大胆さと色使いに支えられていて、
でも、それで十分!と評価したいくらい素敵な夏の絵本。
超オススメです♪

豊橋は花火の街なので、打ち上げの時の「ヒュルヒュルヒュル」の部分も
かなりリアルに読まないと子どもたちには通用しない。
昨夜、繰り返し練習しましたとも。
とりあえず突っ込みが入らなかったので合格、かな?(笑)

反省会と9月の打ち合わせを終えてから
千葉に転勤してしまうひとの送別会をかねてお茶を飲みに行く。
総勢12人でわいわい話をしていたら
お話会のボス的存在のすこし年配の方に
「青山さんってこんなにハマるひとだとは思わなかったわ~」
とにこにこしながらいわれた。

ふーん、そうか。
私って他人からみるとそんなふうにみえるんだ、と
自分の知らない自分を教えてもらったような気がした。
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by minorimay | 2004-07-09 23:51 | 絵本の小箱
昨日の午前中は中学校の図書室で新着本のカバーリング、
午後は小学校で毎月1回のお昼休みの読み聞かせだった。

段ボール何箱分もの新しい本に分類ラベルを貼って
透明のカバーをかけていく作業はたのしい。
この本はどんな子が一番に手にとるんだろう、とか考えながら。
「~になるための本」シリーズが50冊くらいあって
中には「税関士」など仕事の内容がよくわからない職業名とか
「花屋」「お笑いタレント」「杜氏」なんていうのもある。
たくさんの情報を手にすることができる子供たち。
うらやましい限りだけれど、
本当にそれが幸せなのかどうかはわからない。

■あめふり さとうわきこ/作・絵

ばばばあちゃんシリーズの絵本。
毎日毎日雨続きの空に向かってばばばあちゃんが文句をいうと
ますます雨はひどく降り始め、道が川になる、庭が海になる。
腹をたてたばばばあちゃんは一策を案じて・・・。

梅雨の季節にあわせて選んだ一冊。
自由参加なので低学年の子たちがほとんどなのだが
みんな引き込まれるように息を呑んで聞き入ってくれた。

実は他のボランティアのお母さんが2冊読んでくれていた間、
畳の上で1年生の子たちにもみくちゃにされた。
右手にしがみついているのはみほちゃん、左手にはりほちゃん、
膝の上は男の子数人が奪い合い、
背中にはとっかえひっかえ他の男の子たちが抱きついてくる。
ほとんど幼稚園の保母さん状態。(笑)
私が絵本を読む番になっても、
「行っちゃだめ~」と放してくれなくて困った。

困った。
でも、うれしい。すごくうれしい。
顔を覚えてくれて、なついてくれてうれしい。

髪をなでてくれる手を、肩を抱いてくれる手を、膝や背のぬくもりを、
あるいは微笑みや自分に対するひとことを、
子供は無意識に求めているのだとおもう。
それらがどれだけ心地いいものなのかを
みんなちゃんと知っている。

子供たちのぬくもりが、私の心の中まで流れ込んでくる。
あたたかい。やさしい。いとしい。守ってあげたくなる。
これは動物の本能なんだろうな、とおもう。

私、もし猫に生まれていたら
捨てられている子猫をどんどん拾ってきて
すごい子だくさんの母猫になっていたんじゃないかな。
あ、でもそうなったら
今よりもっと怖いお母さんだったかも。(笑)


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川の面に薄く『し』の字の浮かびきて小学校のチャイム響きぬ/みのり
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by minorimay | 2004-06-16 11:22 | 絵本の小箱

きゅっとみつめる

今日のお話会担当クラスは、3年1組。
はじまる時間になっても席についていない子もたくさんいたけど
「もっと前においで~、絵がみえないよ~」と声をかけると
待ってましたとばかりに目の前にみんな集まってくる。
これこれ、この期待されてるかなって感じが快感なんです♪

■いちにちごっこ あきやまただし/作・絵

天気がいいからと公園に遊びにいったやすおくん。
でも今日に限って誰もいないので、ひとり遊びをはじめます。
『みんなでおにごっこしてるごっこ』、
『みんなでかくれんぼしてるごっこ』、
でも疲れるだけで楽しくないので、次は
『まいごになっちゃったどうしようごっこ』、etc・・・。
でもひとりじゃなにをしてもさみしくて、とうとう家に帰ることに。
すると・・・。

とにかく絵がユニークでカラフルでイケてる!!
主人公の気持ちを絵の色使いで表現するのは常套的だけど
構図も色も、みていて(あるいは読んでいて)楽しいことこのうえない。
子供たちがみんな、
きゅっと絵本をみつめている緊張感が心地よかった。


■ひよことあひるのこ

生まれたばかりのひよこは、あひるのこの真似ばかり。
あひるのこが土を掘ると、ひよこも土を掘る。
あひるのこがちょうちょをつかまえれば、ひよこもつかまえる。
あひるのこが泳げば、ひよこも泳ぐ・・・つもりだったけれど・・・。

えーん、絵本を貸してしまったので作者がわかりましぇん。
単純なくりかえしのストーリーだけれど、
絵が可愛い系でほのぼのとしていてみやすく、
何度読んでも疲れなさそうな一冊。
登場人物(動物?)がふたりだけだったので
あひるのこの声をおもいっきりガラガラ声にして読んだら、ウケた。(笑)

だいぶ子供たちの前で絵本を読むことにも慣れ、
読みながらひとりひとりの顔や反応をうかがえるようになった。
今日は前に集まった子も、
後ろの自分の席で聞いていた子も、
絵本を読んでいる私ではなく、絵本の世界に引き込まれていた。

主人公がボケればいっしょに頬がゆるみ、
悲しい場面ではいっしょに両手を握りしめる。

こうして、他人の感情に寄り添うことができる子に
みんな育ってくれるといいなぁ、とおもう。
自分の子じゃなくても
ほんのほんのすこしでも
そんなお手伝いができればいいなぁ、と
心からそうおもう。


そうおもいながら、絵本を読んでいる。
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by minorimay | 2004-06-11 22:03 | 絵本の小箱

何才?

■だれがいちばんはやいかな マイケル・グレイニエツ/作・絵 いとうひろし/訳

にわとり、うさぎ、ねこ、うま、かたつむりの5人で
誰が一番速いかを競争することになり、
みんなが道草を食っている間にかたつむりが一番乗りでゴール。
でも納得のいかない4人はもう一度勝負しようといいだして・・・。

いつもは朝のあわただしい15分にひとクラスづつ担当して
絵本を読みにいくのだが、
今日は月に1回、お昼休みに会議室を使って自由参加のお話会。
低学年を中心に、わらわらとこどもたちが集まってくる。

お昼休みで先生はいないし、出入りも自由なので
みんないつもよりリラックスしてお話を聞いている。
中には絵本を聞くためではなく、
話し手のお母さんたちに甘えるのが目的で来ている子も。
もたれかかってきたり、話しかけてきたり、背中をつついてきたり、
ほとんど託児所の保母さん状態。

1年生らしい男の子に「何才なの?」と聞かれたので
「120才よ」と答えてみたら、
「ふーん。すごい大きいね」と真面目な顔で感心されてしまった。
『大きい』って、なんじゃ。(笑)

1年生ってかわいい。
もううちの子たちはこういう時期を過ぎてしまったんだなと思うと
ちょっとだけ胸がつきんと痛んだ。
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by minorimay | 2004-05-19 00:12 | 絵本の小箱

みんな楽しい

お話会の今日の担当クラスは、1年1組。
まだ入学してひと月くらいしかたっていないのに
みんなお行儀よく席について待っていてくれる。

■おっぱい みやにしたつや/作・絵

ぞう、ねずみ、ごりら、ぶたさんのおっぱいのアップと
おっぱいを飲んでいるこどもの絵が組み合わせてあって、可愛い。
おっぱいのアップの絵をみて、
「ねずみだー、これ絶対ねずみ!」とか
「ぶたのこども、みたいー、かわいいー!」とか大はしゃぎだったのに、
人間のおかあさんのおっぱいがアップで出てきたら
みんないきなり下を向いてもじもじ、しーん。(笑)
もう~、かわいい~~!

■にゃーご 宮西達也/作・絵

先生の話を聞いていなかったのでねこの怖さを知らない
いたずらこねずみ3びきが、初めてねこに出会う。
「にゃーご」の声にびっくりしたものの、
ねこを誘っておいしいももを食べにでかけたこねずみたち。
ねこはももの後にこねずみを食べようとひそかに思っているのだが・・・。

この本も、「ねこの声がこわーい!」なんて大はしゃぎで
「もっと読んで~、もっともっと」とせがまれてうれしい私。
前回の6年生は無反応で、負け試合の帰り道のような心境だったけど
今回はこども達も読み手の私も楽しく過ごせたひとときでした。

みんなで楽しい気持ちを共有できるのって、とてもしあわせなこと。
これだから読み聞かせはやめられない!
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by minorimay | 2004-05-16 14:14 | 絵本の小箱

こんな日もあるさ

今日の読み聞かせの担当クラスは、6年2組。
今年の6年は生真面目な学年で、
ハメをはずさないので先生方からのウケがいい。
が、お話会のお母さん方からは「ノリが悪い」と不評である。

案の定、今日は2冊とも無反応で
教室を出るとき、
負け試合の帰り道のような心境だった・・・。(ノ_・、) シクシク

■あんなかいぶつみたことない 青山南/文 阿部真理子/絵 BL出版

犬のお父さんと子供の短い会話でつづられたお話で、
子供の言葉に合わせて大げさに描かれたページいっぱいの絵が
とてもコミカルでナンセンスで可愛らしい本。
どこをめくってもとにかく絵がカラフルで面白くて、大好き。

・・・でも、笑いをとれるはずのところでも、
6の2の子供たちは「それが?」みたいな冷めた目のまま。なじぇ?

■田んぼのいのち 立松和平/文 横松桃子/絵 くもん出版

過疎化の進んだ山あいの村で、
米づくり仲間のリタイア、奥さんの入院などを乗り越えて
70歳の賢治さんが稲を慈しみながら育てる1年を追ったお話。
イメージ画像風な不思議な色づかいの絵と、
淡々とした文章とのアンバランスさが魅力。
絵はとにかくきれい!

この学年は昨年、1年をかけて米作りを経験しているので
田んぼの不思議な風景画にも共感してくれるかなと期待したのだが、
まるで無反応。(汗)

あ~、この学年はもう担当したくない~~!

この後、挫折感に打ちのめされながら長々とした反省会を終え、
あちこち買い物をしてくたくたになって帰宅した私を待っていたのは、
「お子さんが発熱しましたので、お迎えにきてください」
の電話でした。

あぁ、なんて一日。

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by minorimay | 2004-04-23 22:57 | 絵本の小箱

2004.4.9

■ナチとらいおん マレーク・ベロニカ/作・絵 徳永康元/訳 福音館書店

この日は小学校の退任式。
担任の先生が式に出席されているあいだ、
新1年生の2クラスに「お話の会」のメンバーが絵本を読みにいきました。

私が読んだこの本は、
弱虫のナチという男の子が赤い小さならいおんと出会い、
自分の弱さを克服していくというお話。

それまでふらふらと立ち歩いていたおちびちゃんたちが
ものがたりにしーんと聞き入ってくれたのが印象的でした。

:・'゜☆。.:*:・'゜★゜'・:*:.。:*:・'゜☆。.:*:・'゜★゜'・:*

昨年度にお話の会が読んだ本のアンケート結果がでました。
私が会に参加しはじめたのは、昨秋から。
読み聞かせは全くの独学なので自信がなくて
毎回、これでいいのかなぁと不安だったのですが、
なんと!
4年生と6年生の「印象に残った本第一位」に選ばれたのは
私が読んだ絵本でした。
ちゃんと子供たちの心に私の声は届いていたんだと思うと
うれしくてうれしくて、ほろりとしそうになりました。

そしてこれが、冬眠から覚めるきっかけとなりました。

みんな、ありがとう。
今年もがんばるからね!
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by minorimay | 2004-04-15 13:28 | 絵本の小箱