青山みのりの部屋


by minorimay
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<   2005年 04月 ( 5 )   > この月の画像一覧

◆Ⅱの薄き文字◆

東京都出身佐々木監督の微妙な三河訛りのぬくみ
石橋を壊して渡る<メガホン>が顧問の野田小 ご愁傷様
春空に吸われたボール 焦点が合った/合わない 肩がぶつかる
トモヒロはファールをしない主義なのに雨は等しくフィールドに降る
勝つために無二のボールを奪いあう敵という名の友もありけり
ホイッスル鳴らぬを祈りたそがれに背を向けていた大会初日
魚(うお)にあらず鳥にもあらず陸上に生れし獣として子は走る
教室にもどればふいに痛みだす右膝のせい うつむいたのは
レギュラーを夢みる子らの長椅子にアラビア数字Ⅱの薄き文字
楽勝とおもえば鬼を呼ぶことを十二間近の心に刻め


:・'゜☆。.:*:・'゜★゜'・:*:.。:*:・'゜☆。.:*:・'゜★゜'・:*

やっとふたつ目の連作を投稿。
今回は子供のサッカーがテーマ。

今、下の子は、部活と少年団と教室でサッカーをやっている。
上の子は中学に入ってからは、部活のみ。
少年団と教室(夜なんです・・・)は送り迎えがとても大変だけれど
本人に上達したいという気持ちがあるのなら
ナマケモノの母も協力してあげたいと思ってのこと。

このテーマで今までいくつも連作を作ってきたし、
今回もだいぶ前から原型はできあがっていたものの、
見直すたびにあちこち気になる箇所が出てきて
結局こんなに遅くなってしまった。

一ヶ月にふたつの連作、20首。
このペースさえ守れば
なんとか締切りまでに完走できる・・・かな?

でも連作仕立てにすると
どうしても1首単位での完成度が低くなってしまう。
難しい~~。
これが今後の課題だな、うん。
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by minorimay | 2005-04-23 23:31 | 題詠マラソン2005

さらっとなんて書けない

しばらく沈んでいた。

先日書いた岩村和弥くんのお通夜と葬儀は
それはそれは辛いものだった。

お通夜ではサッカー少年団の、
葬儀では小学校の同級生の子供たちが
和弥くんの死を受け入れられずにいた。
立ちすくんでいる子もいた。
うろうろと歩き回っている子もいた。
ハンカチをたたきつけている子もいた。
みんな声をあげて泣いていた。

お通夜も葬儀も和弥くんの母が
涙ひとつみせずに気丈に弔問客を迎えていたのも
もうどうしようもなく切なかった。

葬儀の終わり、最後のお別れの時に
棺に添えられた花をひとつひとつ
和弥くんの母がいとおしそうに入れ直していた。
微笑みさえうかべながら。

和弥くんはひとりっ子。
「遅くにできた子だから主人が猫っ可愛がりして困るの」と
和弥くんの母は苦笑していた。
話し方も他人との接し方も控えめで、
いつも誰かに気をつかっているようなひとだった。

それなのに、どうして。どうして。
神様、どうして和弥くんなんですか。
どうして岩村さんから「母の肩書き」を奪うのですか。


何もできなかった。
何もいえなかった。
かける言葉がみつからなかった。


帰宅後、ベランダにでたら
桜の花びらが一枚舞い込んできた。
うちはマンションの9階なのに。

あぁ、そうか。
和弥くんがお礼をいいにきてくれたのか、と思った。
悲しかった。
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by minorimay | 2005-04-15 23:35 | ひとりごと

遣らずの雨

昨日のお昼過ぎ、電話が鳴った。
少年団の団長さんからだった。

「岩村和弥くんが亡くなったそうです」

一瞬、耳を疑った。
昨年の秋から入院していて
あまりいい様子ではなかったらしいが、
まさかこんな。
脳腫瘍だったそうだ。
今日、12日にお通夜、葬儀は明日だという。
しっかりしなくては、と思った。




満開の桜にみおくられながら。
遣らずの雨もふりつづいている。
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by minorimay | 2005-04-12 10:18 | ひとりごと

題詠マラソン 001~010

◆にんじんの挿し絵◆

リナちゃんに手をひかれつつ読み聞かせ用の声帯ととのえてゆく
読むことは癒さるること 花の色ほわりとうかぶ桃源郷物語
降りそうで降らぬ空には数多なる水のつぼみの眠りおりたり
戦争で母を失うお話を間違えず読む淡々と読む
にんじんの挿し絵に見入る子供らが残すお昼の人参サラダ
殿様の時代錯誤な髪型じゃ笑わぬ平成十年生まれ
百万回生きて発見することを一期一会の子らへ語りぬ
わたくしの手提げ鞄に恐竜と地獄と桃のまじわらず棲む
眠くなるまでくりかえすくりかえしくりかえす 声だけを頼りに
通らねばならぬ線路があるならばたんぽぽ揺るる春にゆくべし

:・'゜☆。.:*:・'゜★゜'・:*:.。:*:・'゜☆。.:*:・'゜★゜'・:*

やっと今日から題詠マラソンを走りはじめる。

今年は鈴木貴彰さんの真似をさせていただき、
10首づつで連作仕立てにして詠んでいこうと思っている。
まず最初の10首は、「絵本の読み聞かせ」。

私の声は(この年にしては)甲高いので
読み聞かせをはじめた当初、
子供たちに受け入れてもらえるだろうか、
ちゃんと伝えることができるのだろうかと
とても不安だった。

が、私が活動に参加してから数ヶ月後の昨年3月、
「今年読んでもらった中で印象に残った本」のアンケートで
ふたつの学年の1位に私の読んだ本が入った。
このことに私はとても救われたのだった。

その時、4年生の1位になった絵本のタイトルが
「わざとじゃないもん」なのである。
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by minorimay | 2005-04-04 23:03 | 題詠マラソン2005
3月23日に髪を20cmちょっと切った。
ついでに縮毛矯正もかけた。
あれからもう10日経つというのに
いまだに髪を洗うと変な匂いがする。

パーマをかけた後に美容院では
「洗い流さないトリートメント」だの
「髪を保護するためのスプレー」だの
香りのキツイものをこれでもかこれでもかとふりかけられるので
美容院を出る時には感じなかったのだが
翌日、髪を洗った時のあの異様な匂いったら!

この匂いは記憶にある。
なんだっけ、何かに似ている匂いなんだけど。
たしか海に行った時に嗅いだような、
いや、豊川の河口で潮干狩りをした時にも・・・。

と、髪を洗うたびに考えていたのだが、
それをさっきやっと思い出した。

「死んだ蟹の匂い」



・・・思い出してから、どっと疲れた。


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蟹の香とおもいだせない束の間がしあわせでした もうさようなら/みのり@ヤケクソ
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by minorimay | 2005-04-03 00:33 | ひとりごと