青山みのりの部屋


by minorimay
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2006年6月号

芳名帳に名を書き込めば海のこころ籠れる海苔を手渡されたり ★
人生に泣いていい日はすくなくて春まだあさき椅子のつめたさ ★
ましろなるカサブランカにつつまれておだやかに笑む 否、もうほほ笑まぬ ★
波がくるたびに崩れる砂の城みたいなひとのさよならを聞く ★
ユキヤナギに手招かれてもゆかぬやうつたへわすれた半身の月 ★

★印が掲載された歌です。

:・'゜☆。.:*:・'゜★゜'・:*:.。:*:・'゜☆。.:*:・'゜★゜'・:*

やったー!!
馬場あき子さん選で準特選にはいりました。
選後感想は以下の通り。

第一首の場面はよくわからない。
第二首以下には失意の相聞歌であるが知的なさわやかさが魅力だ。
第二首の「人生に泣いていい日はすくな」いという認識も面白く、
第三首の結句の逆転も鮮やか。
第四首が最もよく、対象の把握と比喩に独自の個性がある。

う、うれしいです。(ノ_・、) シクシク
でも・・・。

実は昨年も馬場さんの選のときにあった話なのですが、
だいぶ選者の「直し」がはいっているんです。
直されることにそんなに嫌悪感はありませんが
「直された歌で選にいれてもらった」ことがちょっと残念です。

感想で「相聞歌」と書いていただきましたが、
下の子のクラスメートのお父さんが亡くなった時のことを歌にした
5首連作です。
私も子も現実を直視できないほどつらいさみしい経験で、
でも愛するひとを失くした家族はもっともっと
想像もつかないほどの哀しみの中にいるのだろうと、
それを一生懸命思いながらつくりました。

ついでに元の5首を書いておきます。
もちろん直された歌の方がいいのは百も承知ですが。
原作(?)は以下の通り。

:・'゜☆。.:*:・'゜★゜'・:*:.。:*:・'゜☆。.:*:・'゜★゜'・:*

芳名帳に名を書き込めばたましいの重さの海苔を手渡されおり
人生に泣いていい日はすくなくて春まだあさき椅子のつめたさ
ましろなるカサブランカにつつまれておだやかに笑む 否、もう笑まぬ
波がくるたびに崩れる砂の城みたいなひとのさよならを聞く
ユキヤナギに手招かれてもゆかぬようつたえわすれた半身の月
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by minorimay | 2006-05-22 19:22 | 短歌研究詠草

2006年5月号

距離わずか2kmといえど荷造りと荷解きの手間はおなじなりけり
午後の陽の乱反射するリビングに身をよせあえる手引き、保証書
指先をまちわびている食洗機のスタートボタンそっと押しおり ★
小夜ひとり床をみがけば暮らすとは許すことだとエアコンのいう
おぼえなき色の朝日にそまりたる「ここ」への記憶たどるつかのま

★印が掲載された歌です。

:・'゜☆。.:*:・'゜★゜'・:*:.。:*:・'゜☆。.:*:・'゜★゜'・:*

先月に引き続き、馬場あき子さんの選。

馬場あき子さんには昨年、特選に選んでいただいているだけに
今年も頑張らなくては!との思いが強く、
自分なりにリキをいれて作った歌を送ったつもりだったのだが・・・。
結果はご覧のとおり。(^_^;)

今年1月の引越しを題材にした連作だが、
あらためてこうして読み直してみると
どうも、弱い。
どの歌も漠然としていて、何が伝えたいのかがわからない。

ふーん、そうか。
送る前に第三者の目でこんなふうに読めるといいのに。


・・・「いいのに」ではなく、読めるようになろう。(汗)
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by minorimay | 2006-05-22 19:11 | 短歌研究詠草