青山みのりの部屋


by minorimay
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<   2006年 11月 ( 6 )   > この月の画像一覧

題詠ブログ詠草一覧

001:風 風向きのやや木犀となるあした 子は長袖のシャツを選びぬ
002:指 指先にオトコの色をにじませて給食袋つかみ取りたり
003:手紙  (この名には見覚えがある)ダイレクトメールのこぼす手紙の匂い
004:キッチン キッチンのはしのはしまでみがいても山羊座の今日は雨になります
005:並 万の喩に彩られたるしろたえの波とうとうと並びおりたり
006:自転車 金木犀。咲くかおるサク散るカオル薫る自転車操業で咲く
007:揺 いくたびも同じ小言を子に言いて動けぬゆえに揺るる白萩
008:親 守るもの/守られるもの 親指を隠したグーで勝ったじゃんけん
009:椅子 退職を余儀なくされたTさんの椅子に積まれる社内日報
010:桜 桜材の傘かたむけて花ひらく明けを夢みる一樹とならむ

011:からっぽ 携帯のメールよまずに削除してあすのわたしをからっぽにする
012:噛 噛まれたるいたみは春のうすやみにまぎれて遠し ねむる老猫
013:クリーム 顔文字に『ねぎらう顔』のみつからずコンビニで買うクリームプリン
014:刻 西空を鳴くなよカラス今の世は逢う魔が時を刻まぬがよし
015:秘密 ほら秘密かくしもつから牛乳も沼もあなたも底がみえない
016:せせらぎ みなと屋のはずれかかった看板の夜更けにたてるせせらぎの音
017:医 分類上医薬品にもなれぬまま神の名をもつ薬用ミューズ
018:スカート 通販の球根セットをながめつつ明日スカートをはこうとおもう
019:雨 ひらいたら雨になるはず 膨大なスパムメールを捨てるたそがれ
020:信号 わたくしのなかのどこかが信号として灰色の点滅をする

021:美 絵を売らぬ美術館には春を売らぬ春江とう名の女おりたり
022:レントゲン レントゲン写真にうかぶ島国の小さき「し」の字のそのうつくしさ
023:結 いくたびも歩いた道に銀杏がふたりの結句みたいに残る
024:牛乳 ニンゲンをやめたくなってパックごとわき目もふらず牛乳を飲む
025:とんぼ 秋天にいともたやすく吸われたる子のたましいを呼ぶあかとんぼ
026:垂 あのひとの垂直飛びはあかときのひまわりのごと空へ伸びたり
027:嘘 短めの嘘と二度目の二十五時 どこかで雨の音がしている
028:おたく お隣のジョンはきれいなはこべ草ばかりを食べる犬のおたくだ
029:草 次男にも背を越されて草原にいまにはじまることほぎの歌
030:政治 無秩序にクロオオアリは群れなして政治革命成らず終わりぬ

031:寂 雨音の寂しさよりもみずからを空に吸わるる雲のはかなさ
032:上海 丘の上海上の森をくだりきて『サツキとメイの家』へ帰らむ
 ☆2006年日本シリーズ第四戦、日本ハムが中日に勝利。これで中日は1勝3敗の瀬戸際となった
033:鍵 中日が3つ続けて勝ったならきみのパジャマの鍵をください
034:シャンプー 燃ゴミの日のゴミ置き場によこたわる薔薇の模様のシャンプー容器
035:株 台風をひとつ5円で売る店の株が上場される霜月
036:組 遺伝子を組み替えられた消しゴムが消さずにのこす伝言のメモ
037:花びら 花びらを無限にこぼすはやり歌 燃えつきるまで憎んでみたい
038:灯 暮れなずむ袋小路を西向きにゆく無灯火の自転車に似て
039:乙女 あの年の乙女椿は気丈なる祖母の庭より染まりはじめぬ
040:道 <スケジュール帳の余白にひとすじの道を見出す>いつわりを記す

041:こだま イキタイと言い聞かせつつ新幹線ホームにひとり「こだま」待ちおり
042:豆 レギュラーの卵が消えて三軍の豆板醤はいつまでもある
043:曲線 子のために家族のためにやわらかき水を探せる曲線の井戸
044:飛 子の影はこの大空へ飛びたてる鳥のかたちを描きたりけり
045:コピー 右端をはつか欠かせしコピー機の癒ゆることなき2006年
046:凍 ひとりまたひとり去りゆく食卓は融解をせぬ凍土とならむ
047:辞書 <辞書にない言語は禁止>思春期の息子にくだす断食の刑
048:アイドル 口裏をあわせてくれた代償に『アイドル・シェフ』の生ハムマリネ
049:戦争 戦争の匂いだ 食器乾燥機が深夜吐き出すため息を聞く
050:萌 昨今のゆとり教育に萌え出づるものを育ててゆくというのか

051:しずく いいひとの配役名は委託社員 みえぬしずくを垂らしつつ笑む
052:舞 よじれればよじれるほどに美しくポプラの枯葉空を舞いおり
053:ブログ 午前二時題詠ブログに友の名をみつけて交わすメール数通
054:虫 ゆるやかに鳴る虫籠を出でぬままここにひと夜をすごしたりけり
055:頬 その理由をアタマの中で整理する前に右手が子の頬を打つ
056:とおせんぼ 死に窓に肩をあずけてとおせんぼされた世界をきっとみつける
057:鏡 生まれてはこない子供に鏡文字「青山里央」の名を授けおり
058:抵抗 道の朝紅くそめいるさざんかの抵抗力の無き児のように
059:くちびる ほんとうは桃は苦手というきみのくちびるゆるむ日曜の午後
060:韓 空想の山河を越えて揺られいる韓国行きの各駅停車
061:注射 いつも君は予防注射の順番を待つときよりも遅いとおもう
062:竹 我よりも先に死ぬなと子に告げる 竹は決して横に割れない
063:オペラ 降りはじめの雨のテンポで歩きゆくオペラ序曲のごとき夕暮れ


 :・'゜☆。.:*:・'゜★゜'・:*:.。 ・・・TIME OUT!・・・ *:・'゜☆。.:*:・'゜★゜'・:*


064:百合 まとまった雨になるよといってくれ 背をむけあってひらく白百合 
065:鳴 きつね草ひとつふたつと揺らしつつ絵本のなかにハモニカの鳴る
066:ふたり ふたりして分け合う快楽 万華鏡をぬけたひかりは影をつくらず
067:事務 野良猫のように居つかぬ事務職の人の机をていねいに拭く
068:報 割り箸が上手にわれた報告をメールでしてもいいのでしょうか
069:カフェ カフェカーテン越しにながめるこの国は名も無き花を花とかぞえず
070:章 深夜二時をすぎても青い窓があり魚(うお)たちの終章がはじまる

071:老人 由比ケ浜に色を深める桜海老人のこころは褪せゆくばかり
072:箱 いくたびもひろげた箱をいくたびもはみだせる子に秋の陽の降る
073:トランプ トランプの何のカードが足りぬのか知ろうとしないひとの言い訳
074:水晶 
075:打 
076:あくび 
077:針 
078:予想 
079:芽 
080:響 

081:硝子 
082:整 
083:拝 
084:世紀 
085:富 
086:メイド 
087:朗読 
088:銀 
089:無理 
090:匂 

091:砂糖 
092:滑 
093:落 
094:流行
095:誤 
096:器
097:告白 
098:テレビ 
099:刺
100:題 
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by minorimay | 2006-11-26 22:16 | 題詠100首ブログ

御礼

田丸まひるさん、小軌みつきさん、トラックバックありがとうございました。
今年の題詠ブログは締切りギリギリに参加を決め、
赤とんぼのように締切りに追われつつ(←意味が違う)詠んだ歌を
拾っていただけるのはとてもうれしいです。

題詠ブログで詠み残してしまったお題の歌は、
11月中に詠むことになりました。
自分で決めた締切りですので、今度こそ守りたいと思います。
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by minorimay | 2006-11-06 23:08 | 題詠100首ブログ

で、つづき。

題詠ブログ最終日だった昨夜、
締切り時間をすぎてまもなく携帯にメールが届いた。
私と同じようにジタバタしていたひとから。(笑)

「残りは明日にしようかな」と書いてあったので
「え、残りのお題も詠むの?」と聞き返したら
「一緒に詠も!」と、返事がきた。


というわけで、
そのうち詠みます。(そのうち?)
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by minorimay | 2006-11-02 00:26 | 題詠100首ブログ

リタイア

63首目まででタイムアップ!
うーん、残念だったような、ほっとしたような。


完走されたみなさま、おめでとうございます。
そして並走していたすべてのみなさま、お疲れ様でした。
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by minorimay | 2006-11-01 00:14 | 題詠100首ブログ
降りはじめの雨のテンポで歩きゆくオペラ序曲のごとき夕暮れ
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by minorimay | 2006-11-01 00:06 | 題詠100首ブログ

062:竹(青山みのり)

我よりも先に死ぬなと子に告げる 竹は決して横に割れない
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by minorimay | 2006-11-01 00:03 | 題詠100首ブログ